電車が止まったときに、他社線へ追加料金なしで振り替えて移動できる仕組みが「振替輸送」です。定期券やきっぷを持っていれば迂回に使えますが、ICカードには注意点があります。使い方を正しく知っておきましょう。
振替輸送のしくみ
振替輸送は、運転見合わせなどで目的地に行けなくなったとき、鉄道会社同士の取り決めにより、有効なきっぷ・定期券で別の経路(他社線)に乗れる救済制度です。追加運賃はかかりません。実施されるかどうかは鉄道会社が判断し、駅やWebの運行情報で案内されます。
対象になるきっぷ・ならないきっぷ
一般に対象となるのは次のとおりです。
- 区間を含む定期券
- 当日有効の乗車券・回数券
- 一部のフリーきっぷ
一方で、ICカード(Suica・PASMOなど)の普通乗車は振替輸送の対象外となるのが現在の主流です。ICで改札を入った場合は対象にならないことが多いため、迂回前に駅員へ確認しましょう。定期券としてのICは対象になります。
利用の手順
振替輸送が実施されたら、振替先の路線の改札で駅員にきっぷ・定期券を見せて入場します。自動改札は通さず、有人改札を利用します。降車時も同様に駅員に提示します。迂回ルートは乗換アプリで所要時間を確認しておくとスムーズです。